2018年3月の記事一覧
⓱「所長つうしん」・・・ お礼と感謝を...
所長つうしん 2018年3月25日
お礼と感謝を…
春になりました。3月は「別れ」の月です。
いつも職場の友人を見送り、4月には迎え続けてきた私ですが、この3月31日をもって満期退職により、16年間勤めてまいりました岐阜市女性センターを辞することになりました。
施設をご利用いただいた皆さま、講座を受けていただいた皆さま、市民団体の皆さま、講師としてお越しいただいた方々、そして岐阜市主管課の皆さん、いつも一緒に働き、支え続けてくれた女性センターと生涯学習センター職員の皆さんに、心からお礼と感謝を申し上げます。
ハートフルスクエアーGは平成14年1月26日に開館しましたが、私は正月明けと同時に施設に異動してまいりました。
開館直前に行われた『内覧会』が昨日のことのように思い出されます。東海道線上り下り列車の「ガタン、ゴトン」という音を聞きながら、東西に長く真新しい施設を見て、これからここで働くのだと思うとワクワクいたしました。
2階にある女性センターは、岐阜市における「男女共同参画社会の実現を推進するための拠点施設」です。国は「男女共同参画社会の実現」を21世紀における最重要課題としており、とても大切なミッションを持った施設なのです。
事業企画をする上で「男女共同参画」に関する知識が乏しく解らないことだらけで、多くの関連図書を読みあさりました。それでも解らない時には大学院に4年間通い学びを深めました。
女性センターで日々、皆さま方からシャワーのようにエネルギーをいただき続け、私の人生そのものが変わっていく実感を得ることも出来ました。
一度きりの人生ですから、これからも目標高くジャンプしてまいります。
スマイル、スマイル!…
そして4月1日からは新所長のもと、女性センターはさらなる新時代の幕を開け飛躍していくことでしょう。
皆さま方におかれましては、これまで以上に女性センターをご愛顧いただきますよう、心からお願い申し上げます。
長い間本当にお世話になりました。
皆さま方のご多幸とご健勝をお祈り申し上げます。
岐阜市女性センター所長 寺松みどり
(講師としての風景)
(「SPECIAL!! おしゃべりサロン~ぎふの輝き人~」の集合写真)
⓰「所長つうしん」・・・ 岐阜市女性センターという名の「孵化器」を目指して
所長つうしん 2018年3月 4日
岐阜市女性センターという名の「孵化器」を目指して
私は16年前に女性センターが開館し職員になった時から、「変わらぬ願い」を持ち続けています。
その願いとは、性別や年齢にかかわりなく「自分らしく生きたい方々」を応援するため、その想いを卵からヒナをかえすように、孵化(ふか)するセンターを目指すことでした。
私自身もともとは自己肯定感を持てず、人と話すことが苦手でした。このセンターで多くの方々と出会い、エネルギーをいただき励まされました。そして、こんな自分でも良いのだと、少しずつ自分のことが好きになり、人生は変えることができることを知りました。
この『所長つうしん』では、センターを利用した方々が、新たな行動や繋がりを生み出して欲しい、という願いを込めながらいつも綴っています。
受講者の中には、モチベーションを高めてスキルアップを図り再就職に成功したり、NPO法人や会社を立ち上げたりして、大きく羽ばたいていかれた方々が多くいらっしゃいます。
今後は受講された方がさらなるステップとなる行動に移せるよう、伴走型の支援を目指していきたいと思っています。
地域社会で受講者が「核」となり、社会に影響を与えるような「拡散・変化する場(センター)」になれるよう、今後に向けて取り組んでいきます。
また、相談機能にもウエイトを置き、悩める方々のために、孵化器のように暖かく包み込み、問題解決の糸口を一緒に見つけ出せるよう寄り添っていくことも大切な役割だと考えています。
「男女共同参画社会基本法」が制定されたのが1999年、20年近くが経ちました。これからの男女共同参画社会の実現とは、男女という「2色刷り社会」を「単色社会」にするのではなく、「多色刷り社会」にしていくことだと思います。
センターでは、解りやすい言葉を使い『男女共同参画社会ってなあに?』というタイトルで、啓発誌“Light”を2月に作成しましたので是非ご覧ください。→啓発誌‟Light”はコチラ!
岐阜市女性センター所長 寺松みどり
岐阜市女性センター
〒500-8521
岐阜市橋本町1丁目10番地23
(JR岐阜駅東)
ハートフルスクエアーG 1階
058-268-1052 | |
058-271-1261 |