トップページ > 岐阜市女性センター > お知らせ > 所長つうしん > ⓰「所長つうしん」・・・ 岐阜市女性センターという名の「孵化器」を目指して

岐阜市女性センター - お知らせ

⓰「所長つうしん」・・・ 岐阜市女性センターという名の「孵化器」を目指して

所長つうしん 2018年3月 4日

岐阜市女性センターという名の「孵化器」を目指して

 私は16年前に女性センターが開館し職員になった時から、「変わらぬ願い」を持ち続けています。
 その願いとは、性別や年齢にかかわりなく「自分らしく生きたい方々」を応援するため、その想いを卵からヒナをかえすように、孵化(ふか)するセンターを目指すことでした。

 私自身もともとは自己肯定感を持てず、人と話すことが苦手でした。このセンターで多くの方々と出会い、エネルギーをいただき励まされました。そして、こんな自分でも良いのだと、少しずつ自分のことが好きになり、人生は変えることができることを知りました。
 この『所長つうしん』では、センターを利用した方々が、新たな行動や繋がりを生み出して欲しい、という願いを込めながらいつも綴っています。

 受講者の中には、モチベーションを高めてスキルアップを図り再就職に成功したり、NPO法人や会社を立ち上げたりして、大きく羽ばたいていかれた方々が多くいらっしゃいます。
 今後は受講された方がさらなるステップとなる行動に移せるよう、伴走型の支援を目指していきたいと思っています。
 地域社会で受講者が「核」となり、社会に影響を与えるような「拡散・変化する場(センター)」になれるよう、今後に向けて取り組んでいきます。
 また、相談機能にもウエイトを置き、悩める方々のために、孵化器のように暖かく包み込み、問題解決の糸口を一緒に見つけ出せるよう寄り添っていくことも大切な役割だと考えています。

「男女共同参画社会基本法」が制定されたのが1999年、20年近くが経ちました。これからの男女共同参画社会の実現とは、男女という「2色刷り社会」を「単色社会」にするのではなく、「多色刷り社会」にしていくことだと思います。
 センターでは、解りやすい言葉を使い『男女共同参画社会ってなあに?』というタイトルで、啓発誌“Light”を2月に作成しましたので是非ご覧ください。→啓発誌‟Light”はコチラ!

                             岐阜市女性センター所長 寺松みどり

 yjimage74PNF6D3.jpg