㉒「所長つうしん」・・・災害と男女共同参画
所長つうしん 2018年8月 8日
災害と男女共同参画
7月8日、岐阜市に初めて大雨特別警報が発令されました。市内では、多くの人を対象に避難勧告が
出されたり、長良川の陸閘が締められたりしました。
このため、女性センターでは当日予定していた講座「笑って元気、体も心も健康に」を急遽中止し、
9月30日に実施を延期しました。
ところで、最近、各地で地震や大雨などによる大きな被害が相次いで発生し、避難所や災害復旧の
様子が毎日のようにテレビで報道されています。
東日本大震災以降、日本全国いつどこで災害が発生してもおかしくない状況が生じている中で、
私たちは、災害を身近に発生しうるものとして心構えをしておかなければならないようになって
います。
ちょうど、岐阜市では平成30年度から10年間の男女共同参画社会の形成促進のための
施策を規定する「第3次岐阜市男女共同参画基本計画」が策定されました。
この中で計画を具体的に進めるための方針として
新たに "災害時における男女共同参画" が加わり、方針の数は12個から13個となりました。
これまでは、災害という非常時において、
男女共同参画の視点はあまり重視されてこなかったように思われます。
しかし、いったん大災害が発生すると避難の長期化が避けられず、
"意思決定の場に男女が共に参画する" ことが必要であるという認識が広まってきました。
防災から災害時の避難、被災後のことまで、
男女共同参画の視点から様々な見直しをしていく必要があると思います。
ハートフルスクエアーG館長兼岐阜市女性センター所長 西川 恭博
岐阜市女性センター
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