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㉖「所長つうしん」・・・不正入試について考える

所長つうしん 2018年12月 7日

不正入試について考える                           

 東京医科大学の入試で女子受験生を不利に扱う不正が行われていたことが大きく報道されました。
女性への差別的な扱いをやめることが社会のコンセンサスとなっている時代に起きたこと、入試とい
う誰もが公正に行われていると信じていることが裏切られたことから二重の意味で驚かされました。

 女性の入学を抑制した理由としては、女性は結婚、育児などで退職することが多いこと、激務であ
る系列病院の外科医療などは女性に不向きであり男性医師を多く確保する必要があったことなどが挙
げられていますが、いずれも大学側の自分勝手な言い分と言わなければなりません。

 国においても女性活躍推進政策の一環として、「女性医師のさらなる活躍を応援する懇談会」を設
け、女性医師の働きやすい環境づくりに力を入れているだけに、時代に逆行する感じが強くします。

 今回の問題は、文部科学省高官の汚職事件の解明の中から偶然に発覚しました。この汚職事件がな
かったら不正入試はまだまだ続いていたはずです。
 女性を不利に扱う制度は表面的にはなくなりましたが、この事件からは、表面に見えないところで
女性を不利に扱う慣行が現在も続いているのではないかという疑問を感じさせます。
 見せかけだけではなく、実質的な男女共同参画の実現を目指さなければなりません。

                  ハートフルスクエアーG館長兼女性センター所長    西川 恭博

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